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2017/11/28

社会起業家にとり共感が広がるプレゼンに必要な視点とは

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「社会起業家にとり共感が広がるプレゼンに必要な視点とは?」と考える日々です。

筆者自身も実践者ながら、国内外の社会起業家のプレゼンを伺う日々の中で、「そうか」と気づきました。

確かに、「プレゼンではストーリーを語れ」とよく聞きます。

ですが、「その先がまだあるのでは」と気づいたのです。

「事業課題のストーリーと、社会課題のストーリーがあるのか」。

どう違うのでしょうか?

前者である「事業課題のストーリー」とは、その団体がもつ事業課題のストーリーです。例えば、「うちは創業3年目で破綻危機に遭遇し、このようにチームでギリギリまで話し合いを重ねて、ようやく突破できました」というようなストーリーです。

確かに、当事者の方々にとっては、思い出すのも辛く、ましてプレゼンで外部に語るのは勇気がいるようなストーリーです。

もちろん、聞き手にはすごく響くことがあります。投資家のように経営の目利きがある人はぜひ知りたいという情報でもあります。失敗の乗り越え体験は勇気を共有できます。

ですが、事業課題のストーリーとは、やもすると聞き手にとっては、「ふーん... がんばったねえ」止まりになることもあります。

どのような組織も、楽な運営ができているところは一つとしてありません。大なり小なり修羅場や正念場をくぐり抜ようと日々もがいているのです。

そして、事業課題のストーリーを語っても、聞き手にお客様意識がもし存在している場合、当事者性が生まれにくいというジレンマがあると筆者は思います。

一方、社会課題のストーリーとは何でしょうか?

受益者のストーリーとほぼ同義と言ってもいいかもしれません。

エクマットラというバングラデシュにてストリートチルドレンを支援する団体があり、日本人である渡辺大樹さんが創業者です。

渡辺さんが一時帰国されて都内で講演会を先日され、筆者は伺いましたところ、正直に打ち明けます。

渡辺さんのプレゼンで、すっかり心が揺さぶられました。

ストリートチルドレンたちは、親に捨てられ、何もわからない中で、必死に路上で生きてきました。なぜ自分は生まれたのかと自らを肯定できず、住まいもなく、お金も勉強の機会にも恵まれず、社会から差別され、という逆境ばかりの子どもたちです。

渡辺さんは青空教室や、演劇指導、さらには共同生活ができる住居、そしてエクマットラアカデミーの建設へと取り組みを進めてきました。

その中で、路上生活をしてきた青少年が大学進学をするという快挙も支援してこられました。

以下の胸打たれる映像も、ぜひご覧ください。力強い演技をするこの子たちがストリートチルドレンだったとはと、驚嘆するばかりです。

ちなみに、今エクマットラアカデミーという学び舎を作りたいとのクラウドファンディングが立ち上がっています。筆者は渡辺さんから依頼をいただいたわけではなく、自発的な応援ですが、ぜひご支援をお願いいたします。

ストリートチルドレンの大逆転の人生を描く未来の学校を開校!

ともあれ、話を戻しますと、社会課題のストーリーを聞いたオーディエンス(聴衆)は、心が揺さぶられます。

「ふーん、良かったねえ」どころでは、もはやありません。

「その社会課題の解決を目指す動きに、自分もぜひ参加したい!」となります。当事者性の共有パワーが大きいのです。

そのあとに、寄付の必然性がある説明(詳細の解説は次回のブログ投稿にて)があれば、寄付金も集めやすくなります。人材採用も進められる確度が向上できます。

社会起業家が、または社会課題に向き合う実践者が、プレゼンに臨むにあたり、「事業課題のストーリーを語るのか? 社会課題のストーリーを語るのか?」は、重要な問いかもしれません。

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